INAさんの音楽セミナー電脳音楽塾へ

アイデンです。


2日間かけて、自分の音楽のルーツを探す旅に行ってきました。

初日はチロリンさんのアコースティックライブ。

アットホームな感じで、楽しく歌を聴きながらお酒を飲み飲み、チロさん祭り。

そして、ライブが終わってからもまたお酒を飲み飲み、以前のライブで知り合った人たちと楽しく話をしながら飲み飲み。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去って行きました。

夏のチロさんグッズが粋でした。

モヒも浴衣が着れたなら、というタイトルだったのですが、ジンベイきてました。

袖が長くて演奏できないので浴衣が着れなかったらしいです(笑)


楽しい時は一瞬。線香花火が落ちるようなあの気持ちを感じつつ、残惜しさを残して、近くのカプセルホテルへ。



そして、2日目はhideさんのプロデュースを手がけてきたINAさんのセミナーへ。

INAさんが講師を務める電脳音楽塾というところがあって、そこへ行ってきました。


レコーディング経験が乏しい身なのですが、チロリンさんとのセッション以来、一体hideとともに音楽をやってきた人たちは、何を感じて何を表現したかったんだろうと思うようになりました。


きっと自分にとってhideは絶対に欠かせないものになってしまってるんだよね。

考えるより先に、心が自分のルーツを知りたいって言ってる。


実は、自分はhideさんの演奏を生で聴くことはありませんでした。小学生の頃、有名なミュージシャンが死んでしまったというニュースが連日流れていた記憶だけは残っているんですが、友達からhideのCDを聴かせてもらって、しばらくしてからあの時のミュージシャンのことだって知りました。実際のhideを知らない自分にとって大切なピースを集める旅になるであろうマスター音源を聴く機会。きっと何かが分かると思い、会場へ。


壁には一面、本物のミリオンセラーディスクが、、、。


中学生の頃から聞いてきた音源が目の前に。。。

でも不思議と現実とのギャップは感じず、気持ちは静か。


そしてINAさんのセミナースタート。


内容は自分が聞いても分かるような丁寧なもので、とても勉強になりました。

ご存知の人もいるかもしれませんが、ハイレゾ音源っていうのは、動画の内容に例えるとを画素数と一秒間あたりの枚数を増やしたような音源です。DVDとブルーレイの違いみたいなものです。マスタリングっていうのはCDには入りきらないオリジナルの音源をそのニュアンスをできるだけ残してCDに入れる作業だそうです。それらの現場での実態を聞きつつ、最後のマスター音源の視聴会に。


時間にして20分程度の視聴。


そこにはhide本人が見ていた世界が確実に入っていました。チロリンさんから感じた躍動感、心の高鳴り、心臓の鼓動まで聞こえてきそうな臨場感。まるで目の前でレコーディングしているかのような躍動感がそこには入っていました。


ハイレゾの音源のイメージって単純に音が綺麗に入っているようなイメージぐらいに思っていた。もちろん音像がはっきりしているので実際にそうなんですが、なんていうか、躍動感。本人たちが出したかったグルーブがより鮮明に入っているんです。コンピューターのビット数上がったことで音のレンジが広がって、CD以上に生のグルーブに限りなく近い躍動感を入れることができるということなのですが、とにかくひしひしと伝わってきます。。。視聴会後半は感極まって、涙が。。。


今までわずかながらライブでこういう経験があったけど、音が心に触れるんですね。もう何回聴いたか分からないほど聴いた音楽に、まだまだ自分が知らないことがたくさん詰まってた。


こういう経験ができると、知らないことがあるのも幸せなことなのかもしれないと思った。

自分が動けばたくさん発見ができるわけだし、知らないことがいっぱいあれば、それだけ子供の頃のようなワクワクがまた増えてくる。


セミナー後は、INAさんに質問したいことが山ほどあって話を聞きに行きました。


でも、具体的なことは答えてくれませんでした。音楽を先入観で見ないプロデューサーの視点ならではの答えなのかなとも思ったのですが、大切なことを一つ教えてもらいました。

「大事なのは数をこなすこと、たくさん実験することだよ」

そんな言葉をいただきつつセミナーの帰路に立ち、また自分のラボで実験を繰り返そうと思いながら家に向かいました。


すごいミュージシャンはみんな、日々実験と試行錯誤を繰り返しているんだろうな。

そんなことを感じながら、宝箱から次々と宝石が出てくるような、あんな音楽が作れるようになりたいと思うのです。


音楽の旅は続く。。。

ちなみにニューアルバム、コギャルにはハイレゾ版のダウンロードクーポンが付いているので、実際にレコーディングクラスの音源を聴くことができます。本物の音源をぜひ聴いてみよう!


All Reverse

茨城県古河市発ヘビーロック、ヘビーメタルバンド。 パンテラやメタリカに見られる、リフで押し通すヘビーなグルーブ感を有する楽曲を得意とする、洋楽要素が強いバンドである。 古河を英語読みして「オールドリバー」とし、そこから全て逆という「AllReverse」のバンド名ができた。飲みすぎて全部戻すというしょーもない意味もある。